9. Performance
Reactアプリケーションのパフォーマンスを最適化するための方法はいくつかあります。パフォーマンスの問題を未然に防ぎ、アプリケーションの応答性を向上させるために、以下のテクニックとツールを使用することが推奨されます。
メモ化
メモ化は、再レンダリングのコストを削減するために、コンポーネントや関数の結果をキャッシュするテクニックです。Reactでは、以下のフックと関数を使用してメモ化を行います。
React.memo
React.memo
は、関数コンポーネントの結果をメモ化する高階コンポーネントです。コンポーネントが同じpropsで再レンダリングされる場合、メモ化された結果を再利用します。
使用例
import React from 'react';
const MyComponent = React.memo(function MyComponent({ name }) {
console.log('Rendering MyComponent');
return <div>Hello, {name}</div>;
});
// 親コンポーネント
function ParentComponent() {
const [count, setCount] = React.useState(0);
return (
<div>
<button onClick={() => setCount(count + 1)}>Click me</button>
<MyComponent name="Alice" />
</div>
);
}
export default ParentComponent;
useMemo
useMemo
は、依存関係が変更された場合にのみ再計算されるメモ化された値を返します。パフォーマンスのために重い計算を避けるのに役立ちます。